電力自由化で賃貸のマンションやアパートでも新電力へ切り替えれるの?

電力自由化が開始されてから電力会社の乗り換えを検討している人、電力自由化について興味を持っている人が増えています。

一方で「自分は賃貸のマンションに住んでいるから電力自由化は関係ない」「電力自由化で電力会社を切り替えれるのは戸建てだけ」などと思っている人もいるかもしれません。

賃貸のマンションやアパートでも電力会社を変更可能

冒頭で書いたように賃貸に住んでいるから電力自由化で電力会社を変更することが出来ないと思っている人もいますが、電力自由化は賃貸のマンションやアパートに住んでいる人でも電力会社を乗り換えることが可能です。

というのも、電力自由化によって電力会社を切り替えるからと言って送電網などを変えるわけではなく大規模な工事などもする必要がないからです。

唯一、電力会社を乗り換える際に工事が必要となるのがスマートメーターと呼ばれる通信機能を持った電気メーターの設置工事ですが、設置工事は5分〜15分程度で終わる簡単な工事なので賃貸のマンションやアパートでも問題なくすることが出来ます。

ちなみに電気使用量を確認するために各家庭に付いている電気メーターは、大家さんの物ではなく地域の電力会社のものなので、工事をしても大丈夫です。

電力自由化では、マンションやアパートで各家庭ごとにインターネットのプロバイダを契約しているのと同じように電力会社を家庭ごとに契約することが出来るということですね。

マンションやアパートで電力会社を変更できない場合も

基本的にはマンションやアパートでも電力会社を自由に変更することが可能ですが、高圧一括受電契約をしているマンションや大家さんが電気料金を一括徴収している場合は電力会社を変更することは出来ません。

高圧一括受電契約しているマンション

高圧一括受電契約とは、マンション全体で電力会社と高圧電力を契約することです。

高圧一括受電契約することでマンションのフロアやエレベーターなどの共用部分で高圧電力を使用することができ、電気代を安くすることが出来ます。

共用部分の電気代が安いなるのでその分、マンションの管理費が安くなるというメリットがあります。

高圧一括受電のマンションの場合、それぞれの家庭へは、マンションに設置されている高圧受電設備で低圧に変圧されて電気が届くようになっており、各家庭が別々に電力会社と契約することが出来なくなっています。

電力自由化による電気料金の安い電力会社への切り替えは出来ませんが、その分、管理費が他のマンションよりも安くなっています。

大家さんが電気料金を一括徴収している場合

下宿やシェアハウスなどを含み稀に電力会社へ電気料金を払うのではなく、大家さんに電気料金を代わりに払っている場合があります。

その場合も電力会社と契約しているのは大家さんということになるので、私たちが電力会社を自由に変更することは出来ません。

マンションやアパートで電力会社の切り替え方法

電力会社切り替え方法
  • 新電力会社へネットや電話で申し込み
  • スマートメーターの設置工事
  • 新電力との契約開始

マンションやアパートだからと言って特に切り替え方法が特別なわけではなく通常通りの切り替え方法で新電力会社との契約を開始することが出来ます。

工事で大家さんの許可はいる?

電力会社を切り替える場合にはスマートメーターと呼ばれる電気メーターを設置する簡単な工事をすることになります。

工事内容は、これまで設置されていた電気メーターをスマートメーターと取り替えるだけですが、元々付いていた電気メーターを大家さんの許可なく勝手に取り替えても良いのか心配な人もいるかもしれません。

結論としては、電気メーターは大家さんの所有物ではなく、地域の電力会社の所有物なので、勝手に取り替えても大丈夫です。

賃貸を退去するときはどうすれば良いの?

もう1つ疑問になるのが、スマートメーターを設置して新電力へ乗り換え後、引っ越しをする際にスマートメーターを以前まで設置されていた電気メーターに戻す必要があるのかどうかという点です。

これについても電力会社の所有物という理由で入居のときに設置されていた電気メーターへ戻す必要はなく、スマートメーターのままで問題ありません。